二重露出

リバーサルを始めたのですが、銀鉛カメラは17年も使っているキヤノンのEOS1000QDでした。時々シャッターが下りなかったりと調子が悪いときがありましたが、7枚ほど撮ったところ、シャッターが開きっぱなしのままとなり、色々いじってなんとかシャッターは下ろしましたが、ついに寿命と判断し、買い換えを決意。銀鉛AFはキャノン、銀鉛MFはミノルタ(殆ど使ってません)、デジタルはニコンとねじれ現象でしたが、銀鉛AFはニコンとし、ミノルタは残るものの、一応ねじれ現象に終止符を打つことにしました。

ヤフオクでかなり程度の良いF100を42000円で落札しました。F100は2年ほど前に生産中止となっており、98年の発売後、ニコンの銀鉛シリーズをF5の次のモデルとして引っ張ってきた名機です。当時の新品価格は19万円もして、とても買えるものではありませんでしたが、デジタル全盛の時代、4万円で程度が良い物が買えたのはラッキーでした。

ご存じない方の為に、ニコンキヤノンの仕様対決についてお話しすると、あらゆるものが逆になってます。いまの一眼レフの基礎はニコンFと聞いてますので、キヤノンは全てを逆に作ったようです。例えば、レンズ装着時のロック・アンロックの向き、露出補正の+/-、ズームレンズのズームの向き等です。みな反対向きなのです。ミノルタニコンよりですが、露出補正はキヤノンです。

話を戻して、EOSが壊れたので、7枚撮ったフィルムをEOSから巻き戻し、F100に装填したまでは良かったのですが、7コマ空撮りして、8コマ目から撮ったつもりになっていました。今日、フィルムが出来てきたので、早速見てると、最初の7コマは真っ黒です。EOSで失敗したとしても撮れていなくてはなりません。更によく見てみると終わりの7コマは二重露出になっていて画像が重なってました。ここまで読まれた方はお気づきと思いますが、そうです、ニコンキヤノンはフィルムの送り方も逆だったのです。全然知りませんでした。コマのカウンターを良く確認すれば良かったのですが、そこまでは気が回りませんでした。結局計14コマが無駄となりました。キヤノンからニコンへ乗り換えるときは気を付けましょう!