メモリの話

4Gのメモリを積もうと思ってうまくいかなかったことからこれまでのメモリの話を思い出してみました。

PCの初期 8ビットCPUの頃
一番はじめに使ったPCはタンディラジオシャックのTRS-80 Colorというものです。
このPCは名前の由来のZ80というCPUを搭載しから表示できるもので、めもりは16KBだったと記憶してます。
その後使ったPCは、弟の持っていたFM7で、これでゲームしてました。このPCは6809というモトローラの当時としては画期的なCPUを搭載し、メモリは64KBでした。


8086系16ビット系CPUの頃
ひたすらバイトしてPC-98を買いました。買ったのはVM2というタイプでメモリは384KBでした。8086系は1MBという物理的な制限があり当時はこの程度十分だったようですが、MS-DOSを載せていろいろと動かすには640KBまで増やさないときつく、256KBのメモリを追加して使ってました。

80386/486の頃
ようやくOSがMS-DOS+Windows3.1となり、会社のPCにはメモリは2MB程度は実装されるようになってきました。この頃、MS-DOS/Vという日本語表示機能をソフトウェアで実装したものが登場し、PC-98の独占していた市場に、海外で販売されているPC-AT互換機が登場することになりました。当時、海外のゲームをやりたかった私は、登場したばかりの486 50MHzのPCを買いました。当時最強といわれた1MB X 4で4MBを実装してました。

ペンティアム登場
その頃、メモリの規格が30ピンの72ピンに変更となり、私のPCのメモリが今後は使えなくなってしまいました。当時のメモリは非常に高価で使い回しができなくなりのは非常に痛い問題でした。またWindowsが3.1から95になりますますメモリが必要な時代になりました。そしてCPUも486に代わりペンティアムが登場しました。その頃のメモリ標準は4MBのSIMM(メモリモジュール)を2本搭載した8MBでした。そこで私は、486のPCのマザーボードを交換してペンティアム化し、メモリは8MBのSIMMを2本搭載し16MBで使ってました。16MBあるとWindows95はある程度は、さくさく動いていました。この頃EDOメモリという高速タイプが発売されていました。

メモリもだんだん安くなってかつ大容量のものが登場し、8MB X4で32MBで使うようになりました。PCのメモリのスロットは普通は4本しかなく、64MBにするには今までのSIMMを捨て、16MBのSIMMを4本とする必要がありました。これはもったいないなと思っていたところに、メモリスロット8本搭載できるマザーボードが登場したので、これに入れ替えました。そこで、8MB X 4 + 16MB X 2で64MBとしました。これに余ったSIMMを足して80MBなんていう中途半端なメモリで使っていました。

ペンティアム2時代
ペンティアムまではソケット7と呼ばれる321ピンの規格であったが、インテルAMD対抗のためか、新しい規格SLOT1というものを出し、今までのCPUとは全く互換性がなくなっていまいました。またメモリの規格もSIMMからDIMM(168ピン)に代わり、やはり互換性がなくなり、すべて買い直しということになったわけです。
なので私は、SLOT1のマザーボードセレロンの300MHzのCPUを載せて、128MBのDIMM 1本を搭載して使ってました。

ペンティアム3時代
またインテルが規格を変更しソケット370という規格を登場させSLOT1時代は終了しました。なので、またマザーボードを買い換えソケット370のP3に切り替えると、メモリも動作速度があがり、PC100からPC133規格になったため、買い換えとなってしまいました。そのときは、セレロン1.2GHzに256MB X 2で512MBで使っていました。

ペンティアム4時台
そうこうしているうちにペンティアム4が登場し、ソケット規格がまた変更となりました。今度はソケット478と言いました。このころメモリも規格が変わり(正確には追加)PC133に代わりDDRというものが登場し、184ピンとなりました。たまたまPC133対応のP4マザーボードが見つけたので私は、セレロン2.2GHzに前のメモリを流用して使うことにしました。このPCはテレビ録画用のPCとして使っていました。

PCの追加
当時のメインPCはノートPCでしたが、非力となってきたので、交代させました。そのPCはP4 2.8GHzにDDR 512MB X 2で1GBとしてました。そうこうしているうちにメモリ規格はDDR2が追加され240ピンとなってしまいました。このPCのマザーボートは品質が悪いのか動作が不安定で時々落ちるのと、無線LANと相性が悪く、しょっ中LAN接続がとぎれることが頻発し家族からも何とかしろということになり、マザーボードを交換することはめになりました。そこでDDRとDDR2の両方のスロットを搭載したものを見つけたので、これを買いました。DDR2メモリが安くなったのを機に、DDR2 1GB X 2の構成に変更しました。余ったDDRのメモリは、テレビ録画用のPCもマザーボードを交換して、こちらに移植して使っています。

VISTA登場
VISTAを入れるつもりは当初なかったのだが、XPをSP2にしたところ、HDDが飛んでしまい再インストールするしかなくなりました。ソフトを再インストするならばVISTAに切り替えようということで、VISTAの為にマザーボードとCPUを交換した。メモリはDDR2をそのまま流用しました。なのでCore2Duo 2.13GHzに2GBという構成となりました。

4GBの夢
その後メモリ価格が暴落し、DDR2 2GBが9000円を切るようになりDDR2 2GB X 2の4GBしようと考えてしまい、早速交換するものの、VISTAの表示は2.8GBまでとなってました。調べてみたところ、VISTA 32ビット版は32ビットOSの理論値4GBまでサポートするいう記述はあるものの、実際には3.12GBまでしかサポートしないことがわかり唖然してしまいました。300MBの差は恐らくビデオメモリにとられた分と推測してます。本当は400MBちょっとビデオに割り当てているので、計算が合いません。

結局メモリの遷移は

16KB →64KB →384KB →640KB →4MB →16MB →32MB →64MB →80MB →128MB →512MB →1GB →2GB →4GB(物理的)